第2回 手分析講習会を実施しました。〈工業化学科〉
令和7年11月14日(金)に、本校工業化学科2年生を対象とした「第2回手分析講習」が行われました。
今回は、化学分析の中でも“容量分析”に分類される キレート滴定(溶液中のカルシウムやマグネシウムの量を調べる分析方法) について、公益財団法人宮城県公害衛生検査センターの相澤様、小田様より専門的な技術指導をしていただきました。
講習の前半では、実験を行う際の心構えや準備の大切さ、そして実演を交えた基本操作について教えていただきました。後半では、実際に必要な濃度の薬品を調製し、滴定の操作方法や濃度計算、器具の洗浄方法まで、画像資料を用いて丁寧に指導していただきました。
普段の授業とは異なる操作や薬品の扱いに、生徒たちは驚きながらも、最後まで真剣に取り組み、化学の世界の奥深さを実感していました。また、講習の最後には、これまで学んできた手分析技術が社会の中でどのように活かされているのか、実際の業務内容に基づいて説明していただき、生徒の進路選択にも大いに参考となる内容となりました。