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令和3年度

高大接続研究事業について

「第13期高大接続研究事業修了式を実施しました。」

 東北工業大学との連携で行ってきた第13期高大接続研究事業の修了式を,学長の渡邉浩文様をはじめ,4名の方に御来校いただき9月6日に実施しました。全13回の講義を受講し,レポートを提出した19名の生徒が修了証を授与されました。

  

「第14期高大接続研究事業開講式を実施しました。」

 東北工業大学との連携による第14期高大接続研究事業の開講式を,ライフデザイン学部長の小祝慶紀様をはじめ,3名の方に御来校いただき実施しました。今期は12名の生徒が1年間で13回の講義を受講します。開講式後は第1回講義として小祝慶紀様より,「環境問題と経済学の役割~私たちの行動を変えるには~」とのテーマで御講義いただきました。

 

「第14期高大接続研究事業第2回講義を実施しました。」

 10月28日に,第14期高大接続研究事業第2回講義として,「3Dでひろがる建築の世界」とのテーマで,東北工業大学建築学科の福屋粧子准教授に御講義いただきました。初めての試みとして,Zoomによるオンラインでの実施でしたが,生徒達は1台ずつiPadを使用し,真剣に取り組んでいました。

 

「第14期高大接続研究事業第3回講義を実施しました。」

 11月11日に,第14期高大接続研究事業第3回講義として,「電池のしくみと再生可能エネルギーへの応用」とのテーマで,東北工業大学電気電子工学科の下位法弘教授に御講義いただきました。

建築科で,図書室の書棚に「本の落下を防止するストッパー」を設置しました。

 建築科3年生が,課題研究(修繕班5名)の授業を通して図書室の書棚に,本の落下を防ぐ「落下防止ストッパー」を設置しました。本来の目的である落下防止機能だけではなく,「木材」の温かみのある素材感によって図書室の雰囲気も柔らかくなりました。

 これまでは,地震の度に多くの本が書棚から落下していました。また,大きな地震の際には,ほぼすべての本が落下してしまい,図書室の復旧に,かなりの時間と労力を費やすこともありました。建築科(修繕班)の皆さんが,書棚に取り付けたストッパーによって,本の落下が防げることを期待しています。

 建築科の課題研究では,ものづくりを通して校内を含め,地域でも幅広く貢献できるような活動を実践しています。ホームページを御覧いただき,なにか御相談がありましたら,遠慮なく本校まで連絡ください。

 

採寸加工の様子

 

ストッパーの取り付け

 

全員が協力して作業①

 

全員が協力して作業②

 

よい機会なので,棚も徹底的に清掃して綺麗にしました

 

ストッパーの取り付け作業完了①

 

ストッパーの取り付け作業完了②

 

「税に関する高校生の作文」で入間田さん,町田さんが入賞

 「税に関する高校生の作文」に応募していた,電気科2年生の入間田皓太さんが大河原税務署長賞,設備工業科3年生の町田詩織さんが仙南地区税務関係団体協議会長賞を受賞しました。表彰式は,11月12日に大河原税務署長さんらが来校し,本校会議室で行われました。

建築科で,木材加工に伴う原寸図の作図講習を実施しました。

 半沢建築の,半澤 信二 様に御協力いただき,木材加工に伴う原寸図の作図講習を実施しました。この講習は,課外(放課後に実施)での講習として実施されており,「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」に挑戦する生徒を対象にしています。

 「指矩(大工さんが使用する定規)や三角定規」を使用して,製作する木工作品の図面を原寸大で作図します。

 ※原寸大とは・・・実物と同じ大きさのこと。

原寸図の作図方法について学ぶ①

 

原寸図の作図方法について学ぶ②

 

原寸図の作図方法について学ぶ③

 

原寸図の作図方法について学ぶ④

建築科の授業で製作した「作業机と収納棚」を山岳部に贈呈しました。

 建築科3年生が,課題研究(修繕班5名)の授業を通して製作した「木製作業机」と「木製収納棚」を,本校の山岳部に贈呈しました。

 作業机は,天板がステンレス製(SUS304)になっており,登山の道具を準備するだけではなく,山行計画等の事前準備で必要になる登山地図の作図作業や筆記作業にも対応しています。また,収納棚はコンテナボックスがきっちりと収まる寸法で設計されており,数多くの装備品を綺麗に収納することができます。双方ともに,非常に丈夫に作られているため耐久性も市販品を遙かに凌駕しています。

 建築科の課題研究では,ものづくりを通して校内を含め,地域でも幅広く貢献できるような活動を実践しています。

製作した「作業机」

 

製作した「収納棚」

 

運搬の様子

 

贈呈式後の記念撮影

建築科を卒業した生徒の活躍が,生活情報誌「なうてぃ!」に掲載されました。

 昨年度,本校の建築科を卒業した佐藤 愛さんの活躍が,名取・岩沼・亘理・柴田・大河原地域の生活情報誌「なうてぃ!」に掲載されました。

 佐藤 愛さんは,本校を卒業後に「株式会社 仙南測量設計」に就職し,測量設計課の技師として活躍しています。今回,田んぼアートの取り組みが取り上げられ,地域貢献の様子が記事として伝えられています。

 ※記事,写真につきましては,発行元の「中広」様より,転載の使用許可をいただいております。©中広 なうてぃ!

 

なうてぃ!9月号より ©中広 なうてぃ!

建築科で,エクステリア設計特別授業が実施されました。

 竪川環境設計 竪川雅城 様と,株式会社ユニマットリック 佐々木寛子 様のお二人に御協力いただき,建築科の1年生40名が6つのグループに分かれて,エクステリアの計画と設計に関する基礎について学習しました。

 講師のお二人に御指導していただいた知識を活かし,エクステリア設計のコンペティションにも積極的に参加していきます。

 昨年度は,「希望の芽 高校生ガーデン・エクステリアデザインコンテスト」で,建築科3年の向山綾さんが入選しました。(東北各県8校から197作品応募がありました。本校の建築科では,過去に「最優秀賞」も受賞しています。)

 今年度も工業技術基礎の授業で「高校生によるガーデン・エクステリアデザインコンテスト」の作品制作に励み,1年生40名全員が応募する予定です。

 

※エクステリア計画・・・敷地内の『外部空間全体』を,建物の内部空間と結びつけながら総合的に計画すること。

竪川先生による個別指導

 

佐々木先生による個別指導

 

グループワークの様子

 

検討中のエクステリア計画

 

先輩の作品(最優秀賞)

建築科で,2年生を対象に「模型製作応用講習」を実施しました。

模型材料の加工方法について学ぶ

 

壁面が綺麗に仕上がりました

 

建具の開口部を加工している様子

 

完成した建築模型

 

 (有)サンダルの,代表取締役 荒井 実 様に御協力いただき,建築模型製作に関する講習を実施しました。建築模型専門の事業所で培われてきた一連のノウハウを惜しみなく開示していただき,初歩的なことから丁寧に指導をしていただきました。本校の建築科では,基礎から応用へと段階的に,1学年で平屋建ての模型,2学年で2階建ての模型を製作し,設計競技(コンペ)では各自が設計デザインした図面をもとに,オンリーワンの素敵な模型を製作します。

 講習に参加した2年生からは,「とても楽しい授業だったので,3年生で取り組む課題研究では,建築模型班に所属して活動したい。」という前向きな声を聞くことができました。

建築科で,継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。

継手と仕口の種類について学ぶ

 

指矩(サシガネ)を用いて墨付けをしている様子

 

鋸(ノコギリ)の使用方法について学ぶ

 

鑿(ノミ)を正しく使う方法について学ぶ

 

 半沢建築の,半澤 信二 様に御協力いただき,木材を用いた継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。この講習は,授業(建築実習)の一環として実施されており,2年生全員が「鑿(ノミ)・玄翁(ハンマー)・指矩(大工さんが使用する定規)・鋸(ノコギリ)」を使用して,木材加工の基本となる継手と仕口の加工方法について学習します。

 慣れない道具を手に取りながら,額に汗を流して一生懸命に木材を加工していきますが,講師の半澤様の丁寧な御指導のもと,未完成になる生徒もなく全員が無事に継手と仕口の加工を終えることができました。

 初歩的なことからはじめ,段階的に学習を継続していくことによって,本校の建築科では「ものづくりコンテスト木材加工部門 東北大会」で,優勝した生徒も輩出しています。また,昨年度は本校初となる「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」の合格者も誕生しています。(3級については,多数の合格者がいます。)

 

 

 

建築科の生徒が,若年者ものづくり競技大会(木材加工職種)に出場しました。

 愛媛県武道館で実施された,『第16回 若年者ものづくり競技大会「木材加工」職種』に,建築科3年の八島 美悠さんが「東北の高校生代表」として出場しました。

 大会では,全国各地から選抜された24名の選手が,磨き上げた技能を駆使しながら精一杯その力を発揮して競技に臨みました。入賞は叶いませんでしたが,完成した作品はとても素晴らしい出来映えで,東北の高校生のレベルの高さを全国に披露する良い機会になりました。

 

墨付け(記す作業)

 

鉋がけ(削る作業)

 

切断(ノコギリで切る作業)

 

ほぞ穴堀り(穴をあける作業)

 

組み立て(加工した材料を組み上げる作業)

 

競技会場(選抜された24名で競う)

 

競技課題(作品)

※若年者ものづくり競技大会・・・職業能力開発施設,工業高等学校等において技能を習得中の若年者(原則20歳以下)を対象に,若年技能者の裾野の拡大を図ることを目的として実施されている大会。

 

【感想:八島 美悠さん】

  若年者ものづくり競技大会に出場したことを振り返ってみて,様々な貴重な体験ができたことを実感しています。

 これまでは,杉材を使って練習してきましたが,大会では栂材で競技を実施するということで,初めて栂に触れました。栂は杉と比べると,とても重く,また硬い材料でとても加工がしにくかったです。材料を切ったり穴を掘ったり,鉋をかけたりするのはとても力が必要でした。栂を使って加工練習を始めた頃は,力がなくて木材に負けて鉋で綺麗に削れなかったり,掘るのもとても時間がかかりました。しかし,毎日何度も練習していく中で,少しずつ栂の硬さにも慣れてスムーズに加工ができるようになりました。

 大会前日の事前説明で,原寸図用紙のサイズが違うことや,墨付けの線が不足していることに気づいたりと,少しハプニングはありましたが,当日は修正しながら練習通りの作業ができました。作業をして行く中で,練習で気をつけていたことや,先生や本職の大工さんに教えていただいたことを思い出しながら,一つ一つ丁寧に加工をしました。練習で上手にできていた所は,本番でも上手に加工できましたが,練習でも中々上手にできなかった所は本番でもできず,精一杯力を出しましたが入賞することはできませんでした。私は,練習の大切さを改めて実感しました。

 若年者ものづくり競技大会に出場し,良い結果を残すことができず悔しい思いもありますが,とても貴重な体験をすることができました。と,同時に全国のレベルの高さを実感しました。そして,若年者ものづくり競技大会に出場するにあたり,様々なことを教えていただいた先生,大工の岡崎さん,支えてくれた家族や応援してくれた皆様には,感謝の気持ちでいっぱいです。この貴重な体験と,感謝の気持ちを忘れずに,これからの人生に生かしていけるよう頑張ります。

 

【感想:建築部顧問 教諭 本橋まり子】

 本校では初めて若年者ものづくり競技大会「建築大工職種」へ参加する機会をいただきました。八島さんは,この大会参加に向けて3月から練習を開始し,大会まで10回以上通し練習を行いました。最初は5時間15分の標準時間を2時間以上オーバーしていましたが,1回1回の練習で目標を立てて時間を縮めていき,大会では時間内に作品を完成することができました。

技術は見聞きするだけでは身につきません。実際にやってみて,失敗をしながら学び,一歩ずつ成長していくものです。八島さんも1年生から木材加工の練習を始め,ものづくりコンテストや技能検定等に挑戦する中で,積み重ねてきました。納得のいく成績とはならなかったかもしれませんが,大会に参加し,各都道府県代表選手の木材加工の技術,そしてものづくりに向かう姿勢や意識の高さを肌で感じることができたのは,大きな財産だと思います。この経験を糧に,今後もさまざまなことに挑戦していってください。

 

 

 

 

1学年PTA行事「親子で救命救急講習会」を開催しました!

 9月15日(水)のLHRで1年生を対象に,学年PTA行事「親子で救命救急講習会~もしものときに備えましょう~」を開催しました。

 コロナウイルス感染拡大防止の観点から,実演と講話の様子を各教室および保護者へリモート配信する形式で実施しました。

 

 講師には,本校PTA会員でもある仙南地域広域行政事務組合 中沢 玄 様をお迎えし,病気や事故などで心停止になった人を救うための心肺蘇生やAEDの使用方法など,応急手当に関する講話を実習も交えて指導していただきました。

 

 講習の冒頭に心停止で亡くなった方やAEDによって一命をとりとめた方の動画が流されると,生徒たちは真剣な眼差しで映像を見つめていました。その後,呼びかけ方や触り方,感染症対策など,応急手当の方法を具体的に説明していただきました。胸骨圧迫実習では,力加減がわからずおそるおそるだった生徒も,コツをつかむと一定のリズムを保って真剣に実習をしていました。最後に代表生徒が感謝の言葉を述べ,PTAからの花束を生徒が贈呈しました。生徒は「AEDの知識があるとないとでは大きな違いがあり,生存に繋がるかどうかの75%は自分たちの行動にかかっていることを知り驚きました。命をつなぐ行動をしたいと思います。なにより人との協力が大切だと分かりました。」と感想を述べました。

 

 事故や病気で心停止した人を目にした場合,学んだ知識を生かして勇気を持って行動に移したいと思える貴重な講演でした。

~あなたにしか救えない大切な命(動画)を視聴~

 

~リモート配信を視聴しているクラスの様子~

 

~【実習】胸骨圧迫、そしてAEDの準備・・・~

 

~代表生徒によるお礼の言葉~

建築科で,レタリング技能検定試験を実施しました。

 建築科では,デザインに関する技能の向上を図るために「トレース技能検定試験」に取り組んでいます。試験の結果,2級4名,3級7名と,試験に臨んだ全員が合格し,見事,合格率100%という結果になりました。合格した生徒の皆さんは,その技術を生かして設計競技(コンペティション)やコンクールにも挑戦していくことを願っています。

※「レタリング技能検定試験」は,文字デザインに関する正しい知識と,用途に応じた美しい文字や独自性・訴求力のある文字を書き表す能力を客観的に評価・判定する試験です。

練習に取り組む様子①

練習に取り組む様子②

練習に取り組む様子③

練習に取り組む様子④

 

2学年PTA行事を開催いたしました!

 9月8日(水)本校を会場に,第2学年PTA行事「成年年齢引き下げに関わる講話」をおこないました。今回は,緊急事態宣言下ということもあり,一部の生徒を会場に入れ,講話の様子を各クラスおよび保護者へリモート配信する形式をとりました。初の試みではありましたが,約10名の保護者の方々にもご参加いただきました。ありがとうございました。

 講師には,「仙台市弁護士会所属 宮腰 英洋 様」をお迎えし,来年4月から順次成年になる生徒に対して,消費者トラブルを未然に防ぐ方法などについて貴重なお話をいただきました。

 講演後には,代表の生徒がお礼の言葉を述べ,PTAからの花束を生徒が贈呈しました。

 これから,成年となる2年生には,責任感をもって生活を送ることができるよう,職員も全力でサポートして参ります。

 今後とも,PTA活動にご協力をお願いいたします。

 

~ 成年年齢が引き下がります ~

 

~ お礼のことばを述べる代表生徒 ~

 

~ PTAからの花束を贈呈する生徒 ~

 

建築科で,木造住宅設計実践指導が実施されました。

プランニングの指導

 

講師への積極的な質問!

 

 (株)シマヌキ建工より,代表取締役社長 島貫 勇雄 様に御協力いただき,木造住宅設計のプランニングに関する基本的な指導を受けました。建築科では,普段の授業(座学)と併せて製図(図面を作図)に特化した実践的な授業が用意されています。全生徒が初心者ですが,自ら住宅の間取りを考えて設計競技にも応募します。白石工業高校の建築科は毎年,多くの設計競技に挑戦し,入賞しています。

 

建築科3年の,向山 綾さんが『希望の芽2021 高校生ガーデン・エクステリアデザインコンテスト』で入選しました。

入選作品「プライベート・カリフォルニア」

 今回の『希望の芽2021 高校生ガーデン・エクステリアデザインコンテスト』は,東北各県の8校から197作品の応募がありました。その中から,見事!《入選》の5作品に「建築科3年 向山 綾さん」が選出されました。なんと,向山 綾さんは2年連続での入選になります。おめでとうございます。

 

建築科で,建築CAD検定試験を実施しました。

 今年度1回目となる建築CAD検定試験が,7月14日(水)の放課後に「建築科情報CAD室」で実施され,2級2名,3級18名が受検しました。受検した生徒の皆さんは,この日に向けて放課後の時間を活用しながら作図技術の向上に励んできましたので,全員が合格することを期待しています。

 

※「建築CAD検定試験」は,建築用の図面を「CAD」を使用して作図する技量を認定するもので,1993年に誕生した日本初の建築CAD資格です。

検定試験の様子①

 

検定試験の様子②

 

 

3級検定試験の練習課題例

 

学校施設等安全点検講習会を実施しました

 

本校の教諭が講師となり全職員に学校施設等安全点検講習会を行いました。講習会では、日常点検の大切さや点検方法のポイント、具体的な手法について学びました。また、点検時には「想像力」を働かせた視点が重要だということを理解しました。今後も全職員が普段から学校環境に潜在する危険を早期に発見するとともに、安全確保の措置を速やかに講じ、事故や災害を未然に防ぐために取り組んでいきます。

二級建築施工管理技士補検定(国家資格)に,建築科の生徒3名が合格しました。

二級建築施工管理技士補検定に合格した3名

 

 建築科3年の,牛間木 晃汰さん,遠藤 一希さん,齋藤 優翔さんの3名が,二級建築施工管理技士補検定に合格しました!

 国家資格である「建築施工管理技士」は,建築工事の現場に置く主任技術者及び監理技術者の有資格者として認められるとともに,施工技術の指導的技術者として社会的に高い評価を受けることになります。今年度から,建設業法の改正で「技士補」が新設されたことにより,監理技術者の「補佐」ができるようになりました。

 今後,二級建築施工管理技士補の資格を得た3名が,建築業界で活躍していくことを期待しています。