令和3年度
建築科の授業で製作した「作業机と収納棚」を山岳部に贈呈しました。
建築科3年生が,課題研究(修繕班5名)の授業を通して製作した「木製作業机」と「木製収納棚」を,本校の山岳部に贈呈しました。
作業机は,天板がステンレス製(SUS304)になっており,登山の道具を準備するだけではなく,山行計画等の事前準備で必要になる登山地図の作図作業や筆記作業にも対応しています。また,収納棚はコンテナボックスがきっちりと収まる寸法で設計されており,数多くの装備品を綺麗に収納することができます。双方ともに,非常に丈夫に作られているため耐久性も市販品を遙かに凌駕しています。
建築科の課題研究では,ものづくりを通して校内を含め,地域でも幅広く貢献できるような活動を実践しています。
製作した「作業机」
製作した「収納棚」
運搬の様子
贈呈式後の記念撮影
建築科を卒業した生徒の活躍が,生活情報誌「なうてぃ!」に掲載されました。
昨年度,本校の建築科を卒業した佐藤 愛さんの活躍が,名取・岩沼・亘理・柴田・大河原地域の生活情報誌「なうてぃ!」に掲載されました。
佐藤 愛さんは,本校を卒業後に「株式会社 仙南測量設計」に就職し,測量設計課の技師として活躍しています。今回,田んぼアートの取り組みが取り上げられ,地域貢献の様子が記事として伝えられています。
※記事,写真につきましては,発行元の「中広」様より,転載の使用許可をいただいております。©中広 なうてぃ!
なうてぃ!9月号より ©中広 なうてぃ!
建築科で,エクステリア設計特別授業が実施されました。
竪川環境設計 竪川雅城 様と,株式会社ユニマットリック 佐々木寛子 様のお二人に御協力いただき,建築科の1年生40名が6つのグループに分かれて,エクステリアの計画と設計に関する基礎について学習しました。
講師のお二人に御指導していただいた知識を活かし,エクステリア設計のコンペティションにも積極的に参加していきます。
昨年度は,「希望の芽 高校生ガーデン・エクステリアデザインコンテスト」で,建築科3年の向山綾さんが入選しました。(東北各県8校から197作品応募がありました。本校の建築科では,過去に「最優秀賞」も受賞しています。)
今年度も工業技術基礎の授業で「高校生によるガーデン・エクステリアデザインコンテスト」の作品制作に励み,1年生40名全員が応募する予定です。
※エクステリア計画・・・敷地内の『外部空間全体』を,建物の内部空間と結びつけながら総合的に計画すること。
竪川先生による個別指導
佐々木先生による個別指導
グループワークの様子
検討中のエクステリア計画
先輩の作品(最優秀賞)
建築科で,2年生を対象に「模型製作応用講習」を実施しました。
模型材料の加工方法について学ぶ
壁面が綺麗に仕上がりました
建具の開口部を加工している様子
完成した建築模型
(有)サンダルの,代表取締役 荒井 実 様に御協力いただき,建築模型製作に関する講習を実施しました。建築模型専門の事業所で培われてきた一連のノウハウを惜しみなく開示していただき,初歩的なことから丁寧に指導をしていただきました。本校の建築科では,基礎から応用へと段階的に,1学年で平屋建ての模型,2学年で2階建ての模型を製作し,設計競技(コンペ)では各自が設計デザインした図面をもとに,オンリーワンの素敵な模型を製作します。
講習に参加した2年生からは,「とても楽しい授業だったので,3年生で取り組む課題研究では,建築模型班に所属して活動したい。」という前向きな声を聞くことができました。
建築科で,継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。
継手と仕口の種類について学ぶ
指矩(サシガネ)を用いて墨付けをしている様子
鋸(ノコギリ)の使用方法について学ぶ
鑿(ノミ)を正しく使う方法について学ぶ
半沢建築の,半澤 信二 様に御協力いただき,木材を用いた継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。この講習は,授業(建築実習)の一環として実施されており,2年生全員が「鑿(ノミ)・玄翁(ハンマー)・指矩(大工さんが使用する定規)・鋸(ノコギリ)」を使用して,木材加工の基本となる継手と仕口の加工方法について学習します。
慣れない道具を手に取りながら,額に汗を流して一生懸命に木材を加工していきますが,講師の半澤様の丁寧な御指導のもと,未完成になる生徒もなく全員が無事に継手と仕口の加工を終えることができました。
初歩的なことからはじめ,段階的に学習を継続していくことによって,本校の建築科では「ものづくりコンテスト木材加工部門 東北大会」で,優勝した生徒も輩出しています。また,昨年度は本校初となる「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」の合格者も誕生しています。(3級については,多数の合格者がいます。)