令和4年度
建築科で,課題研究発表会を実施しました。
今年度は,コンペ班,模型班,木製玩具班,白工祭制作班,修繕班,組子班に分かれて学習活動に励み,活動の集大成として発表会を実施しました。3年生全員が,この日のために入念に準備を行い,堂々とした姿で自信をもって発表していました。観覧した2年生も3年生の素晴らしい発表の様子に感動し,次年度に向けて気を引き締めている様子が伝わりました。また,組子班で御指導いただいた「小野建具店 小野富雄様」と木製玩具班で御指導いただいた「株式会社シマヌキ建工 坂元啓太様」にも御参観いただき,次年度に活動する2年生に向けて助言をいただきました。
3年生の皆さん,感動的な素晴らしい発表会でした。自身の夢の実現に向けて,胸を張って本校を立派に巣立っていってください。
※課題研究…3年間の学習活動で学んだ知識や技術を活かして,ものづくりや設計競技への参加等を通じて,実践的で体験的な学習活動を行う授業のこと。
発表練習の成果が実りました!
自信をもって発表する3年生
真剣な眼差しで先輩の発表を参観
講師のお二人にも御参観いただきました
会場の様子
建築科の生徒が応募した,機関誌「工業教育」の表紙デザインコンテストで,最優秀作品に選定されました。
建築科の2年生 別部 千尋さんがデザインした表紙デザインが,見事,最優秀作品に選ばれ,令和5年度「工業教育」の表紙デザインとして採用されることが決定しました。機関誌「工業教育」の表紙を,一年間飾ることになります。おめでとうございます!
作品のテーマは,【成長する都市】で,「暗い現状を乗り越えて,明るい未来を創造していく。」という制作コンセプトをデザインに反映した作品です。
出版される体裁の表紙デザインは,『全国工業高等学校長協会のホームページ』にアクセスしていただき,「出版物」→「機関誌「工業教育」」の順にクリックしてページを進めていただき御覧ください。
※「機関誌「工業教育」」とは, 公益社団法人 全国工業高等学校長協会が,発行している工業高校向けの専門誌のことです。
作品は『全国工業高等学校長協会』のホームページを御覧ください
建築科の2年生を対象に,今年度2回目の建築見学を実施しました。
水族館や大規模商業施設を見学することにより,施設の特性に対応した建築設計の手法について学習するため,「仙台うみの杜水族館」と「三井アウトレットパーク仙台港」を見学しました。昼食は,各自の好みに応じて好きなものを選択し,楽しい時間を過ごすことができました。
幻想的な,大水槽の前で
幻想的な,大水槽の前で
ペンギンは人気者!
各自の好みに応じてランチをチョイス!①
各自の好みに応じてランチをチョイス!②
建築科の3年生が,みやぎ建築未来賞の発表会に参加しました。
建築科の「課題研究(コンペ班)」に所属している3学年の生徒4名が,仙台市のパレスへいあんで実施された,「第28回みやぎ建築未来賞2022」での作品発表に臨みました。この日のためにコンペ班全員が,パネル制作とプレゼンテーションの練習に一生懸命取り組んできました。
厳正な審査の結果,持続可能な開発目標である「SDGs」の達成を意図して提案された,工藤 木乃華さんの『環~未来を育てる~』という作品が見事!「未来賞大賞」を受賞しました!おめでとうございます。
※「みやぎ建築未来賞」とは,宮城県建築士事務所協会が主催する,宮城県内の専門学校生と高校生を対象にした建築設計競技のことで,建築を学ぶ生徒たちの目標の一つになっています。
プレゼンテーション後の記念撮影
環~未来を育てる~ ①
環~未来を育てる~ ②
立派な賞状をいただきました!
「税に関する高校生の作文」で佐藤さん,中畑さんが入賞
「税に関する高校生の作文」に応募していた,建築科3年生の佐藤琴子さんが大河原税務署長賞,機械科3年生の中畑禅さんが仙南地区税務関係団体協議会長賞を受賞しました。表彰式は,11月12日に大河原税務署長さんらが来校し,本校会議室で行われました。
建築科の1年生を対象に,今年度3回目の建築見学を実施しました。
公共施設,大規模商業施設を見学することにより,施設の特性に対応した建築設計の手法について学習し,あわせて,古建築を間近に見ながら建築史と建物の変遷について知るために,「国見町役場」,「奥山家住宅洋館・主屋」,「旧佐藤家住宅」,「福島県国見町観月台文化センター」を見学しました。
昼食は,「道の駅国見 あつかしの郷」を利用し,楽しく建築について学びながら,充実した建築見学になりました。
国見町役場
将来は議員さん?
庁舎の半屋外空間にて
「旧佐藤家住宅」を背景に
福島県国見町観月台文化センター
素敵な帽子ですね!
「道の駅国見 あつかしの郷」にてソフトクリームを堪能
建築科の生徒2名が,高校生ものづくりコンテスト(木材加工部門)宮城県大会に出場しました。
建築科の1年生と2年生が,本校を会場として実施された「ものづくりコンテスト(木材加工部門)宮城県大会」に出場しました。今年度は,本校の2名を含め合計8名で競技が実施されました。
残念ながら上位大会への出場権を得ることはできませんでしたが,大会に向けて,放課後や休日を活用しながら講師の方や顧問の先生から指導を受け,地道に努力を積み重ねてきました。
そうした努力によって身に付けた高い技術力は,技能検定でも存分に発揮されていきます。
皆様のこれまでの温かい御支援に感謝申し上げます。
競技開始直前の様子
本校の1年生も完全燃焼しました!
本校の2年生も奮戦!
競技終盤の様子
建築科で,2年生を対象に「模型製作応用講習」を実施しました。
(有)サンダルの,代表取締役 荒井 実 様に御協力いただき,建築模型の製作に関する応用講習を実施しました。荒井様が建築模型の製作を通して培ってきた一連のノウハウを惜しみなく開示していただき,1学年で学んだテクニックを土台にしながら,更に踏み込んだ製作技法についても丁寧に指導をしていただきました。
本校の建築科では,基礎から応用へと段階的に,1学年でサイコロと平屋建ての模型,2学年で2階建ての住宅模型を製作し,設計競技(コンペ)では各自が設計デザインした図面をもとに,オンリーワンのオリジナル模型を製作します。
講習に参加した2年生からは,「建物のかたちが立体的に確認できるので,とても楽しかった。3年生で取り組む課題研究では,建築模型班に所属して活動したい。」という前向きな声を多数聞くことができました。
組立の手順に関する指導
大画面で手元の作業を拡大して指導
綺麗に仕上げるテクニックについて学ぶ
壁の加工
建築科で,継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。
(株)シマヌキ建工より,建築大工の丹野 奨也 様と坂元 啓太 様に御協力いただき,木材を用いた継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。この講習は,授業(建築実習)の一環として実施されており,2年生全員が「鑿(ノミ)・玄翁(ハンマー)・指矩(大工さんが使用する定規)・鋸(ノコギリ)」を使用して,木材加工の基本となる継手と仕口の加工方法について学習します。
慣れない道具を手に取りながら,額に汗を流して一生懸命に木材を加工していきます。丁寧な御指導をいただきながら,未完成になる生徒もなく全員が無事に継手と仕口の加工を終えることができました。
初歩的なことからはじめ,段階的に学習を継続していくことによって,本校の建築科では「ものづくりコンテスト木材加工部門 東北大会」で,優勝した生徒も輩出しています。また,令和2年度は本校初となる「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」の合格者も誕生しており,昨年度も連続して合格者を輩出することができました。(3級については,毎年度,多数の合格者がいます。)
「木材加工」に関する建築科の取り組みについては,以下のURLから動画(建築科での学び)を御視聴願います。
https://shiroishi-kougyou.myswan.ed.jp/architecture
機械を使用した木材の切断加工
講師による墨付けの指導
継手の加工(ノコギリを使用)
人生初の継手加工に挑戦!
建築科で,組子の製作に関する講習を実施しました。
小野建具店の,小野 富雄 様に御協力いただき,伝統工芸である組子の製作に関する講習を実施しました。職人ならではの技術や技法について,小野様と一緒に作業を進めながら学んでいきます。組子は,手間をかければかけるほど美しい作品に仕上がりますので,生徒も熱心に取り組んでいます。完成した作品は,ホームページにて年度末に紹介させていただきます。
組子の基礎・基本について学ぶ
木材の組み方について学ぶ
ラジアルソーを使用した部材の製作
職人の『技』を間近に見て学ぶ