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2023年12月の記事一覧

建築科で、継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。

 (株)シマヌキ建工より、建築大工の菊地 悠哉 様に御協力いただき、木材を用いた継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。この講習は、授業(建築実習)の一環として実施されており、2年生全員が「鑿(ノミ)・玄翁(ハンマー)・指矩(大工さんが使用する定規)・鋸(ノコギリ)」を使用して、木材加工の基本となる継手と仕口の加工方法について学習します。

 慣れない道具を手に取りながら、額に汗を流して一生懸命に木材を加工していきます。丁寧な御指導をいただきながら、未完成になる生徒もなく全員が無事に継手と仕口の加工を終えることができました。

 初歩的なことからはじめ、段階的に学習を継続していくことによって、本校の建築科では「ものづくりコンテスト木材加工部門 東北大会」で、優勝した生徒も輩出しています。また、令和2年度は本校初となる「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」の合格者も誕生しており、令和3年度、令和4年度と連続して合格者を輩出することができました。(3級については、毎年度、多数の合格者がいます。)

 

 「木材加工」に関する建築科の取り組みについては、以下のURLから動画(建築科での学び)を視聴することができます。

 

https://shiroishi-kougyou.myswan.ed.jp/architecture

 

講師による墨付けの指導

 

継手・仕口の加工指導(ノコギリを使用)

 

継手・仕口の加工を実践(ノコギリを使用)

 

継手・仕口の加工指導(ノミを使用)

 

継手・仕口の加工を実践(ノミを使用)

工業化学科1年生施設見学

 12月12日(火)工業化学科1年生28名は、教育活動の一環として仙台うみの杜水族館に施設見学に行きました。工業化学科1年生での施設見学は初めてでしたが、皆真剣なまなざしで終始楽しそうに参加していました。とくに、アクリル水槽を観察し、水槽の水温を一定の低温に保ったり、結露を防いだり水圧に耐えられるよう強化ガラスやアクリル樹脂ガラスが使われていることを学びました。また、ろ過装置や水質浄化の方法についても初めて学ぶ生徒も多く、普段では気づかない様な水族館に関わる技術に触れることができた良い経験となりました。

 

 

 

 

建築科で、2年生を対象に「模型製作応用講習」を実施しました。

 (株)イズム・デザインの、代表取締役 小泉 貴幸 様に御協力いただき、建築模型の製作に関する応用講習を実施しました。小泉 様が、建築模型の製作を通して培ってきた一連のノウハウを惜しみなく開示していただき、1学年で(有)サンダルの、代表取締役 荒井 実 様から学んだテクニックを土台にしながら、更に踏み込んだ製作技法についても丁寧に指導をしていただきました。

 本校の建築科では、基礎から応用へと段階的に、1学年でサイコロと平屋建ての模型、2学年で2階建ての住宅模型を製作し、設計競技(コンペ)では各自が設計デザインした図面をもとに、オンリーワンのオリジナル模型を製作します。

 講習に参加した2年生からは、「建物のかたちが立体的に確認できるので、とても楽しかった。3年生で取り組む課題研究では、建築模型班に所属して活動したい。」という前向きな声を多数聞くことができました。

 

組立の手順に関する指導

 

大画面で手元の作業を拡大して指導

 

綺麗に仕上げるテクニックについて学ぶ

 

壁と建具の組立方法について学ぶ

 

屋根の納まりについて学ぶ

第4回高大接続研究事業

 12月5日(火)16:00~本校を会場として、第4回高大接続研究事業を実施しました。講義は、東北工業大学工学部都市マネジメント学科で講師の小野桂介先生による「興味・関心を引き上げる高校生向けの防災教育」をテーマに行っていただきました。講義では、安心・安全な社会を構築することを目的に、マインクラフトを活用した防災教育コンテンツを通して、洪水に関する防災教育をしていただきました。参加した生徒は、マインクラフトは全員が操作した経験を持っており、各自PCで操作しながら洪水の危険性がある場所の確認やなぜ危険となるのかを視覚的に捉え、イメージを膨らませながら防災について考え学ぶことができました。また、今後も本校と大学とで連携しながら、学びの楽しさや魅力を伝える取り組みを行って参ります。次回第5回講義については、12月26日(火)集中講義として10:15~東北工業大学5号館4階541教室での実施を予定しています。

 

 

 

 

建築科で、「木造住宅設計実践指導」を実施しました。

 (株)シマヌキ建工より、代表取締役社長 島貫 勇雄 様に御協力いただき、木造住宅設計のプランニングに関する基本的な指導を受けました。

 建築科では、通常の授業(座学)と併せて製図(図面を作図)に特化した実践的な授業が用意されています。当然、すべての生徒が初心者ですが、自ら住宅の間取りや空間を考えて設計競技にも挑戦しています。

 基礎・基本から学習をはじめ、各自が目標を定めながら前向きに学習活動に取り組んでおり、設計競技やコンクールでも多数の作品が入賞しています。

 

住宅のライフスタイルに関する講義

 

課題からプランニングを組み立てていくための実践指導

 

生活の場面を想像しながらアイデアを練ります

 

建築科で、「トレース技能検定試験」を実施しました。

 本校で、トレース技能検定試験を10月15日(日)に実施しました。受検した生徒の皆さんは、放課後や昼休みの時間を活用して「学科試験(知識問題)」と「実技試験(作図問題)」について一生懸命勉強に励んできましたので、全員が合格することを願っています。

 合格した生徒の皆さんは、その技術を生かして設計競技(コンペティション)やコンクールにも挑戦していきます。

 

※「トレース技能検定試験」は、トレース技能審査基準にもとづいて行われる文部科学省が後援する検定試験です。トレースの学習をすることにより、図面を作図する際に必要な専門知識と技術を習得することができます。

 

緻密な図面を丁寧にトレースして作図します

 

学科試験(知識問題)の様子

 

ドラフターを使用した検定試験の様子(鉄筋詳細図)①

 

ドラフターを使用した検定試験の様子(鉄筋詳細図)②