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令和5年度

建築科で、技能検定建築大工職種(大工工事作業)実技試験を実施しました。

 技能検定建築大工職種(大工工事作業)実技試験が、2月11日(日)建国記念の日に建築科施工実習室で実施され、2級3名、3級7名、合計10名が受検しました。受検した生徒の皆さんは、休日や放課後の時間を活用しながら熟練技能者の指導を受け、木材加工技術の向上に励んできました。積み重ねてきた努力の成果が実り、全員が合格することを願っています。

 

※技能検定とは…「職業能力開発促進法」の規定に従って実施される検定試験です。社会からの評価も高く、自身がどの程度の技能を有しているのかを、所有する職種の「級(特級から3級)」によって容易に判断することができます。本校の建築科では、一級技能士に協力を要請し、直接実技指導をお願いしています。

 

墨付け作業

 

鉋(かんな)による表面の切削

 

鋸(のこぎり)による切断

 

検定の様子

建築科で、万能試験機のメンテナンスを実施しました。

 建築科では、材料試験を含めた、すべての実習を安全最優先で行うことを職員全員が念頭に置きながら活動しています。

 毎年、年度末には「コンクリートの圧縮試験」・「鉄筋の引張試験」・「木材の接合部強度試験」・「モルタルの強度試験」で使用している『万能試験機』のメンテナンスを、専門業者に依頼のうえ実施しています。

メンテナンスは、試験機の作動状況や精度を確認しながら実施され、特に、安全に稼働できているかどうかを入念に確認していきます。

日常と定期の安全点検を確実に実施していくことが、生徒の皆さんの『安心・安全』に繋がりますので、一切妥協することなく徹底的に整備します。

 

万能試験機の定期メンテナンス状況①

 

万能試験機の定期メンテナンス状況②

 

万能試験機の定期メンテナンス状況③

建築科で、木工機械の刃研磨と鑿(ノミ)研ぎ直しを実施しました。

 建築科では、木材加工を『安全最優先』で行うことを職員全員が念頭に置きながら活動しています。木工機械の刃研磨と鑿(ノミ)研ぎ直しを、専門業者(一流の職人)に依頼のうえ実施しました。

 今年度は、木工機械の刃研磨として、外径190mmから外径380mmまでの計8枚を研磨し、鑿(ノミ)研ぎ直しとして、計99本をメンテナンスしました。

 建築科で、使用している木工機械は、15型卓上丸ノコ、190mmスライド丸ノコ、手押しかんな盤、自動送りかんな盤、超仕上げかんな盤、丸ノコ盤、横切り盤、パネルソーと多彩ですが、安全に授業を実施していくためには一切妥協できないところです。

 日常と定期の安全点検を確実に実施していくことが、生徒の皆さんの『安心・安全』に繋がりますので、一切妥協することなく徹底した安全管理に努めています。

 

鑿(ノミ)Before①

 

鑿(ノミ)Before②

 

チップソーBefore③

 

鑿(ノミ)After

 
 

鑿(ノミ)After

 

研磨が完了したチップソーは、美しく輝いています!

 

建築科で、「建築業界・資格取得研究セミナー」を実施しました。

 株式会社総合資格 仙台支店の、出野 千晃 様に御協力いただき、建築科の2学年を対象にした「建築業界・資格取得研究セミナー」を実施しました。

 建築業界が、どのような業種や職種によって構成されているのかを学び、具体的な仕事内容や役割を教えていただきました。また、建築業界で必要とされている資格について、取得までの道のりや受験するための要件、学習の方法、建築業界での位置づけについても詳細に説明していただきました。

 4月には、3学年に進級して本格的に進路活動を進めていくことになりますが、このセミナーを参考にしながら検定や資格取得にも意欲的に挑戦し、希望する進路目標が達成されることを期待しています。

講師によるレクチャー

 

セミナーの様子

 

生徒の皆さんは、真剣にメモをとっています①

 

生徒の皆さんは、真剣にメモをとっています②

 

代表生徒からお礼の言葉

建築科から、初の認定者誕生から3年連続で「ジュニアマイスターゴールド」の認定者が誕生しました。

 令和3年度に本校の建築科では初となる「ジュニアマイスターゴールド」の認定者を輩出してから、3年連続で「ジュニアマイスターゴールド」の認定者が誕生しました。

 認定された2人は、建築科オリジナルの資格取得確認シートを頼りにして、入学後からコツコツと資格取得に励んできました。その結果、累積点数として「45点以上」を積み上げ、校内でもトップクラスの点数を獲得することができました。なお、「シルバー」については、複数名が認定を受けています。

 建築科は、生徒たちと共に絶えず進化しています。後輩たちも先輩たちに「追いつき、追い越せ」の気持ちで取り組み、自身の「夢」実現に向けて、前向きに歩んでいくことを期待しています。

 

※ジュニアマイスター顕彰制度・・・「公益社団法人 全国工業高等学校長協会」によって運用されている制度で、社会が求める専門的な資格・知識を持つ生徒の輩出を目的とし、社会及び大学や企業に向けた工業高校の評価向上を目指して設立されたものです。この制度では、現在200以上の職業資格・検定と約80のコンテストが点数化されており、その中から生徒が在学中に取得して得た点数の合計によって、20点以上を『ジュニアマイスターブロンズ』、30点以上を『ジュニアマイスターシルバー』、さらに45点以上の特に優れた生徒には『ジュニアマイスターゴールド』の称号が与えられます。

 

今年度は、「ジュニアマイスターゴールド」認定者が2名誕生!

建築科から地域の保育園(白石はるかぜ保育園)へ、木製玩具を贈呈しました。

 建築科3年生が、ものづくりの基本理念である「社会に貢献できるものづくり活動」という姿勢を培うため、課題研究の授業で製作した「木製玩具」を、白石はるかぜ保育園に贈呈しました。

 木製玩具の使用方法を実演するなどして、園児の皆さんや保育士の先生方にも喜んでいただけました。

 参加した生徒も満面の笑みで、贈呈式を終えることができました。

 建築科では、地域の皆様に喜んでいただけるような活動を、引き続き実践していきます。

 

園児の皆さんとのふれ合い

 

本校の生徒による玩具の実演

 

「滑り台」は、大人気!

 

お兄さんに抱っこされて、笑顔いっぱいです!

 

「釣り人玩具」も大人気!

建築科で、建設業経理事務士(4級)特別研修を実施しました。

 一般財団法人 宮城県建設業協会の御協力をいただきながら、建設業経理事務士(4級)特別研修を実施しました。

 研修は、冬休みの2日間を活用して実施され、本校の講義室で建築科の1年生を中心とした生徒が、意欲的に真摯な姿勢で研修に臨みました。

 本校の建築科では、4級を取得した生徒を対象に夏休みを利用して、3級の研修会も実施しています。合格率も9割を超えており、大変人気の高い講習会になっています。

 

※「建設業経理事務士特別研修」は、講習と検定試験とを組み合わせて実施するもので、研修最終日に行われる検定試験に合格すると、4級または3級建設業経理事務士の資格が取得できます。(3級は、3日間の研修)

 

研修の様子①

 

研修の様子②

 

研修の様子③

建築科で、建築CAD検定試験を実施しました。

 建築科の資格取得において、生徒の目標にもなっている建築CAD検定試験が実施され、3級に9名が受検しました。受検した生徒の皆さんは、この日に向けて放課後の時間を活用しながら作図技術の向上に励んできました。

建築CADを扱えることで、綺麗な図面だけではなく様々な図表も作図できるようになりますので、今後、生徒の皆さんがそのスキルを生かして活躍していくことを期待しています。

 

※「建築CAD検定試験」は、建築用の図面を「CAD」を使用して作図する技量を認定するもので、1993年に誕生した日本初の建築CAD資格です。

 

検定試験の様子①

 

検定試験の様子②

 

検定試験の様子③

建築科で、エクステリア設計特別授業を実施しました。

 竪川環境設計 竪川雅城 様と、株式会社ユニマットリック 佐々木寛子 様のお二人に御協力いただき、建築科の1年生が6つのグループに分かれて、エクステリアの計画と設計に関する基礎について学習しました。

 講師のお二人に御指導していただいた知識を活かして、今年度も「希望の芽 高校生ガーデン・エクステリアデザインコンテスト」に応募する予定です。

 本校の建築科では、過年度に「最優秀賞」も受賞していますので、今年度も1年生がどのような作品を創り出していくのか、とても楽しみにしています。

 

※エクステリア計画・・・敷地内の『外部空間全体』を、建物の内部空間と結びつけながら総合的に計画すること。外構計画にも力を入れた空間デザインになります。

 

 

エクステリア空間について

 

講師 堅川 雅城 様によるレクチャー

 

講師 佐々木 寛子 様によるレクチャー

 

グループ発表で、コンセプトについて説明

 

講師のお二人に向けて、お礼の言葉

 

講師のお二人に向けて、お礼の言葉

 

コンクールに応募した先輩の作品(最優秀賞)

建築科で、課題研究発表会を実施しました。

 今年度は、コンペ班、スチレンボード模型班、軸組模型班、木製玩具班、白工祭制作班、修繕班、組子班の7班に分かれて学習活動に励み、活動の集大成として発表会を実施しました。3年生全員が、この日のために入念に準備を行い、堂々とした姿で自信をもって発表しました。

 観覧した1年生と2年生も3年生の素晴らしい発表の様子に感動し、次年度に向けて気を引き締めている様子が伝わりました。また、コンペ班で御指導いただいた「宮城県建築士会 松永 公雄 様」、組子班で御指導いただいた「小野建具店 小野 富雄 様」、木製玩具班で御指導いただいた「株式会社シマヌキ建工 坂元 啓太 様」にも御参観いただき、次年度に活動する2年生に向けて助言をいただきました。

 3年生の皆さん、感動的で素晴らしい発表会でした。自身の夢の実現に向けて、胸を張って本校を立派に巣立ってください。3年間ありがとうございました。

 

※課題研究…3年間の学習活動で学んだ知識や技術を活かして、ものづくりや設計競技への参加等を通じて、実践的で体験的な学習活動を行う授業のこと。

 

自信をもって発表する3年生①

 

自信をもって発表する3年生②

 

自信をもって発表する3年生③

 

自信をもって発表する3年生④

 

自信をもって発表する3年生⑤

 

会場の様子

 

後輩から先輩への質問①

 

後輩から先輩への質問②

 

後輩の質問に応じる3年生①

 

後輩の質問に応じる3年生②

 

講師による講評