令和4年度
建築科の1年生を対象に,今年度3回目の建築見学を実施しました。
公共施設,大規模商業施設を見学することにより,施設の特性に対応した建築設計の手法について学習し,あわせて,古建築を間近に見ながら建築史と建物の変遷について知るために,「国見町役場」,「奥山家住宅洋館・主屋」,「旧佐藤家住宅」,「福島県国見町観月台文化センター」を見学しました。
昼食は,「道の駅国見 あつかしの郷」を利用し,楽しく建築について学びながら,充実した建築見学になりました。
国見町役場
将来は議員さん?
庁舎の半屋外空間にて
「旧佐藤家住宅」を背景に
福島県国見町観月台文化センター
素敵な帽子ですね!
「道の駅国見 あつかしの郷」にてソフトクリームを堪能
建築科の生徒2名が,高校生ものづくりコンテスト(木材加工部門)宮城県大会に出場しました。
建築科の1年生と2年生が,本校を会場として実施された「ものづくりコンテスト(木材加工部門)宮城県大会」に出場しました。今年度は,本校の2名を含め合計8名で競技が実施されました。
残念ながら上位大会への出場権を得ることはできませんでしたが,大会に向けて,放課後や休日を活用しながら講師の方や顧問の先生から指導を受け,地道に努力を積み重ねてきました。
そうした努力によって身に付けた高い技術力は,技能検定でも存分に発揮されていきます。
皆様のこれまでの温かい御支援に感謝申し上げます。
競技開始直前の様子
本校の1年生も完全燃焼しました!
本校の2年生も奮戦!
競技終盤の様子
建築科で,2年生を対象に「模型製作応用講習」を実施しました。
(有)サンダルの,代表取締役 荒井 実 様に御協力いただき,建築模型の製作に関する応用講習を実施しました。荒井様が建築模型の製作を通して培ってきた一連のノウハウを惜しみなく開示していただき,1学年で学んだテクニックを土台にしながら,更に踏み込んだ製作技法についても丁寧に指導をしていただきました。
本校の建築科では,基礎から応用へと段階的に,1学年でサイコロと平屋建ての模型,2学年で2階建ての住宅模型を製作し,設計競技(コンペ)では各自が設計デザインした図面をもとに,オンリーワンのオリジナル模型を製作します。
講習に参加した2年生からは,「建物のかたちが立体的に確認できるので,とても楽しかった。3年生で取り組む課題研究では,建築模型班に所属して活動したい。」という前向きな声を多数聞くことができました。
組立の手順に関する指導
大画面で手元の作業を拡大して指導
綺麗に仕上げるテクニックについて学ぶ
壁の加工
建築科で,継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。
(株)シマヌキ建工より,建築大工の丹野 奨也 様と坂元 啓太 様に御協力いただき,木材を用いた継手・仕口の加工方法に関する講習を実施しました。この講習は,授業(建築実習)の一環として実施されており,2年生全員が「鑿(ノミ)・玄翁(ハンマー)・指矩(大工さんが使用する定規)・鋸(ノコギリ)」を使用して,木材加工の基本となる継手と仕口の加工方法について学習します。
慣れない道具を手に取りながら,額に汗を流して一生懸命に木材を加工していきます。丁寧な御指導をいただきながら,未完成になる生徒もなく全員が無事に継手と仕口の加工を終えることができました。
初歩的なことからはじめ,段階的に学習を継続していくことによって,本校の建築科では「ものづくりコンテスト木材加工部門 東北大会」で,優勝した生徒も輩出しています。また,令和2年度は本校初となる「技能検定2級 建築大工職種(大工工事作業)試験」の合格者も誕生しており,昨年度も連続して合格者を輩出することができました。(3級については,毎年度,多数の合格者がいます。)
「木材加工」に関する建築科の取り組みについては,以下のURLから動画(建築科での学び)を御視聴願います。
https://shiroishi-kougyou.myswan.ed.jp/architecture
機械を使用した木材の切断加工
講師による墨付けの指導
継手の加工(ノコギリを使用)
人生初の継手加工に挑戦!
建築科で,組子の製作に関する講習を実施しました。
小野建具店の,小野 富雄 様に御協力いただき,伝統工芸である組子の製作に関する講習を実施しました。職人ならではの技術や技法について,小野様と一緒に作業を進めながら学んでいきます。組子は,手間をかければかけるほど美しい作品に仕上がりますので,生徒も熱心に取り組んでいます。完成した作品は,ホームページにて年度末に紹介させていただきます。
組子の基礎・基本について学ぶ
木材の組み方について学ぶ
ラジアルソーを使用した部材の製作
職人の『技』を間近に見て学ぶ